包茎の状態と発症しやすい病気

包皮が亀頭を包み込んでおり、亀頭を露出することができない状態が包茎です。通常乳幼児期を過ぎて陰茎が成長するとともに包皮が後退し、第二次成長後に皮がむけるようになってきます。第二次成長後にも陰茎の全体が皮で覆われたままの状態でいる場合が包茎です。包皮の口の部分が亀頭よりも小さく狭いために亀頭を露出できない状態が、真性包茎です。

包茎の状態を放置すると、亀頭と包皮の間に尿が入り込んで垢がたまります。不衛生な状態になっているので、陰茎と包皮が炎症を起こして癒着してしまうことがあります。癒着を繰り返すと出血をしたり、激しい痛みが伴います。また炎症を繰り返すことで、垢が硬くなる石灰化を起こして包皮内結石ができてしまいます。

包皮内結石が起きると、触ったときに医師のようなかたいしこりが触れるようになり、場合によっては痛みを伴うこともあり、放置していても自然になおることはないので包茎手術などの治療が必要となります。

包皮内結石の治療と予防

包茎手術をせずに長期間放置していると、長期間にわたって亀頭と包皮の間に垢がたまり、炎症を繰り返すことによって垢が石灰化を起こして、陰茎の部分を外から触ると硬い石のような物が触れるようになる包皮内結石を起こします。

包皮内結石は、治療をする場合に包茎手術を行って亀頭が露出するようにして、結石を取り除くことになります。包皮の口の部分から取り除くことが可能な場合もありますが、垢がたまる状態の場合には再び包皮内結石になる可能性が高いため、包茎手術をすることが治療でもあり、予防にもなります。

包茎内結石ができるまでには、垢がたまっている期間が長く、炎症や湿疹、かぶれなどが繰り返し起きています。真性包茎はもちろんですが、仮性包茎の人でも包皮内結石になる可能性があるため早めに包茎手術を行って予防することをおすすめします。包茎手術は男性専門のクリニックに行き、カウンセリングを受けて包茎手術の相談をすることがおすすめです。

まとめ

包皮と陰茎の間に垢がたまり、炎症を繰り返すことで硬い結石ができてしまうのが包皮内結石です。包皮内結石の治療には、包茎手術をして垢や結石を取り除くことが必要になります。包皮内結石の再発を防いだり、予防をしたりするためには包茎手術を行い、清潔を保つことが大切です。

真性包茎だけでなく仮性包茎の場合にも包皮内結石ができる可能性があるので、男性専門のクリニックのドクターに相談して、早めに包茎手術を行いましょう。